- 2020-4-2
- SEOプロジェクト
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RPA導入における操作対象を判別する際に使用されている技術のうち、構造解析が通用しないアプリケーションの場合、代わりに利用できる技術として画像解析というものがあるようです。これは、人が目から入手した情報を頼りに画面上の操作を行うのと同様の作業技術を持っていると言えるでしょう。その名称通り、ロボットが画像を見て、操作をするための解析をする技術と言えるでしょう。画像解析を行う際、画面上に表示されている情報をロボットが解読し、その特徴を捉え、どう操作するべきかということを判断する流れになるようです。人の目の働きと同じ認識として捉えて間違いはないようで、対象が特定しやすく、ルールを作成するにも比較的簡単に行えるという点がメリットと言えるのではないでしょうか。構造解析が不可能といった環境でも、ロボット実行が可能なため、構造解析より使用しやすいということも言えるかもしれません。しかし、一方では、画面上に表示されている状態が変わると、正確に認識することができないといった可能性も否定できないのではないでしょうか。いくつかのアプリケーションを起動しているタイミングで、解析対象のウィンドウ以外のウィンドウが画面上に表示されている場合や、OSが勝手に意図しないウィンドウを表示してきた時など、対象となる画面が見えないという状況では使用できないデメリットは上げられるでしょう。アプリケーションが最小化で隠れていたりする場合も同様でしょう。また、画面の解像度によっても動作できない環境というのがあるため、文字が複雑であったり、ドットなどの読み取りにくい記号などのある場合には上手く動作してくれないといったこともあるようです。画像解析を利用しても操作方法やルールが読み取れない場合には、操作対象を座標指定するといった方法もあるようです。しかし、これを利用するにあたっても、ウィンドウのサイズや場所が変わってしまうと使用できなくなってしまう場合があるようで、複数のアプリケーションとの併用などは行わないようにするといった点に注意しておくべきではないでしょうか。