Yahoo!リスティングの管理画面は、大きく3つの階層に分けられます。キーワード広告を管理する3つの言葉、すなわち「キャンペーン」「広告グループ」「広告」で構成されています。このことが理解できると、スムーズに管理画面を使いこなせるようになります。
いちばん大きいくくりを「キャンペーン」といいます。キャンペーンは複数の広告を管理していく上での、テーマ分けのためのものです。その下に「広告グループ」が存在します。広告グループは複数の広告と複数キーワードを管理するくくりとなっています。そしていちばん小さなくくりが「広告」です。広告グループに登録されているキーワードに対して、どんな広告コピー(宣伝文句)を表示させるのか、クリックされたときにどのURLを表示させるのかを設定します。
構造を理解して広告を管理する
たとえば、料理全般をテーマにしているサイトがあるとします。サイトのアピールのために「イタリア料理」に関するキーワード広告を出したい、というときに、まず作成するのが「キャンペーン」です。「イタリア料理」というキャンペーンを作ったら、次はイタりア料理の中でもパスタ関連のキーワードである「トマトソース、クリームソース、パス夕、冷製、レシピ」などを「広告グループ」で設定します。検索エンジンの利用者がこれらのキーワードを検索すると、この広告グループの中の「広告」が表示されます。
思いつくままに広告を作っていると、複数の広告を出したときに、とても把握しきれなくなります。キャンペーン名を「イタリア料理」に変更するケースを例に手順を解説します。自分のサイトのテーマを当てはめて、キャンペーン、広告グループ、広告をどう管理していくのかを考えてみましょう。このリスティング広告がSEO対策のテストマーケティングになります。